Home > 新着情報 > 令和5年度平和事業 平和資料展 海の沖縄戦-今なお海底に眠る沖縄戦の犠牲者たち-(戦時遭難船舶について)

令和5年度平和事業 平和資料展
海の沖縄戦-今なお海底に眠る沖縄戦の犠牲者たち-
(戦時遭難船舶について)

目 的

 「平和」は人類共通の願いであると同時に人類最高の理想であり普遍的且つ崇高な基本理念です。国家、地方自治体における平和なくして世界の恒久平和は望めなく、地方自治体において世界の恒久平和につながる諸施策を推進していくことは、殊に重要なことである。さらに平和は単に希求するだけで確立できるものではなく、行動することが大切です。
 本町は去る沖縄戦の激戦地となり、住民の約半数に及ぶ尊い生命と多くの財産、そして貴重な文化遺産や自然を喪失したことからも、町民の反戦平和を希求する心はとりわけ強いものがあります。しかし戦後78年が過ぎ、戦争の歴史的教訓は戦争体験者の減少、戦後世代の増加と相まって急速に風化し、沖縄戦の悲惨さが忘れ去られようとしています。わたしたちはこの悲惨な唯一の地上戦を体験した沖縄県民として、戦争の記憶を次世代に繋げる不断の努力を続けていかなければなりません。
 そこで平和事業の一環として、平和の心を醸成するとともに、平和意識の高揚に努めることを目的に資料展を開催します。

企画内容

展示の趣旨

 1944年(昭和19)のサイパン没落後、日本政府は南西諸島の老幼婦女子・学童の疎開を決定。沖縄県に対して10万人を疎開させる命令が出されました。
 しかし、すでに制海権を失った太平洋の海では、戦闘能力を持たない多くの民間船舶が米軍によって撃沈されました。離島県である故に、多くの県民が海で犠牲になり、現時点でもその数は不明とされています。
 沖縄戦は、地上戦に目を向けられがちです。しかしながら、海上でも熾烈な戦いが繰り広げられたこと、多くの犠牲があったことに焦点をあて、「沖縄関係戦時遭難船舶」について遭難時の状況や犠牲者数などの資料を展示し、理解を深める機会にします。

展示内容(案)

沖縄戦と疎開に関する歴史、戦時遭難船舶一覧表、慰霊塔、疎開に関する資料など。
チラシ(PDF)

開催期間

令和5年6月7日(水)~6月30日(金) 8:30~17:15 (土日祝日を除く)

場 所

西原町役場 町民ギャラリー・町民広場

主 催・問い合わせ

西原町 (主管課:総務部企画財政課)098-945-4533

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